伊勢湾ジギングとは
伊勢湾といえば三重県鳥羽市の答志島と愛知県田原市の伊良湖岬を結んだ内湾の事で、
木曽三川が流れ込みミネラル豊富な水と黒潮が流れ込んでくるプランクトンが豊富な好漁場としても有名な所です。
2006年に三重県石鏡沖で日本記録22.1kg (115cm )のブリが釣り上げられたことでも話題になりました。
1年通して釣りが盛んな海域ですが、11月ごろになると本格的にジギングシーズンが始まります。
シーズンの時期になると丸々太った10kgオーバーの鰤、トロサワラをターゲットに全国各地からジギンガーが押し寄せるので、人気船ともなるとなかなか予約をとるのも困難になります。
本記事では全国屈指のジギングフィールドとも言える伊勢湾ジギングをわかりやすく解説していきます。
釣れる魚種
周年通して様々な魚を釣ることができますが、
ここではシーズン別に紹介していきます。
春・・・青物(ブリ、サワラ)・真鯛・ヒラメ・アオリイカ
夏・・・青物(ハマチ)・真鯛・マゴチ・太刀魚・根魚
秋・・・青物(ワラサ、サワラ)・真鯛・ヒラメ・アオリイカ・太刀魚(ハイシーズン)
冬・・・ブリ、サワラ、ヒラメ(ハイシーズン)
ジギングハイシーズンの冬になると、大船団になるほど船が押し寄せてきます。
まるでアニメや漫画の世界!笑
釣り方
エサで出船している仕立て船も多いですが、
今回はメタルジグ使用して釣るジギングでの釣法について解説していきます。
メタルジグの動かし方はベイトのパターンやジグの形状によっても違いますが、
着底後からのワンピッチジャークが基本となるシャクリ方になります。
もしくは早巻きで止める→巻く→止める→巻くの繰り返しでジグを動かすという方法もあります。
餌となる魚が
カタクチイワシなどの小魚パターンの場合
ショートジグで早巻きワンピッチジャークorとにかく早巻き
ゼンメパターンの場合
平たいジグを使ってワンピッチからのフォール(ヒラヒラ)で喰わせるようなイメージ
(クイックゼロワンなど)
タチウオパターンの場合
秋から冬にかけて太刀魚を捕食している時期があります。
セミロング〜ロングジグで早巻きよりもジグをしっかり動かすイメージをしながら大きくワンピッチ
(おすすめはベイトリールよりもジグをより大きく動かす事ができるスピニングリール)
ベイトのパターンで大きく3つに分けましたが、
何を捕食しているかでジグの形状や動かし方を変えてその日の状況によってうまく対応していきましょう。
ロッド
結論から言うと、ライトジギング用のロッドで大丈夫です。
LJ(ライトジギング)もしくはBJ(ベイジギング)と表記されているものが多いです。
番手で言うと2〜3番あたりになります。
シマノ(SHIMANO)21グラップラーBBタイプJ B60-3
ジギングをこれから始める方にもオススメできるエントリーモデル。
多くのモデルで持ち運びの利便性を考慮したグリップジョイント2ピースを採用しながら、1ピースに迫るスムーズな曲がりと強度を両立している。
シマノ(SHIMANO)20 ゲームタイプJ B60-3
近海の青物ジギングを攻略するためのベイトモデルで、メタルジグ180gまでを基本に活躍。
青物を狙う上で基本となるワンピッチジャークの操作性を徹底追求し、ロッド全身がスムーズに曲がりながらも正確に復元するブランクス設計にすることで、ジャークしやすくて疲れにくいバランスを実現。
ダイワ ソルティガ R J63B-2.5LO
ワンピッチジャークメインのローレスポンス軽量ベイトモデルで、伊勢湾エリアなどでPE2~3号ラインでブリを狙うために開発したロッド。
リアグリップ長を伸ばし、すくい上げるようなストローク幅を長めにとったワンピッチジャークで真価を発揮。ブランクもむやみにジグを暴れさすことなく角の取れたナチュラルなアクションでスレた青物をバイトに持ち込むことが出来る。体への負担も少なく、ヒット後は粘りのあるブランクがブリの引きをロッド全体で受け止めてバラシも防ぎ安心してやり取りが出来る。
ゼニス(ZENITH) ZEROSHIKI KINKAI Light Spec Technical Jerk (ゼロシキ キンカイ ライトスペック テクニカルジャーク) ZKLT-S65M
PE2号クラスまでのPEラインを使用し、水深〜80m前後100g~180gのジグを自在に操る事ができ、巨鰤が狙える鳥羽沖でテストを繰り返しているので伊勢湾ジギングにぴったりなロッドともいえるでしょう。
私もよく伊勢湾ジギングに出かけますが、よく釣られている方のロッドをみてみるとゼニスさんのロッドを愛用している方が多い気がします。
オススメです。
リール
最近では操作性のいいベイトリールが主流になりつつありますが、
ベイト(餌)とジグのパターンによってスピニングリールと使い分けるようにしましょう。
シマノ(SHIMANO)22 オシアコンクエスト 300 HG/301HG
乗合の船に乗れば誰かは必ず使っていると言っても過言ではない定番リール。
鳥羽ジギングといえばコレで間違いなし!
シマノ(SHIMANO) オシアジガー 1500HG
オシアコンクエストにも劣らぬ定番リール。
特に真冬の巨鰤にはパワーのあるオシアジガーで決まり。
スピニングリール
6000番〜8000番クラスのHG(ハイギア)がおすすめです。
ライン
伊勢湾ジギングで使用するラインは1.5〜2号を使用します。
細すぎると思われる方もいらっしゃると思いますが、
伊勢湾は根が少ないと言われており、魚が根に潜り込んだりしてラインブレイクをすることが少ない為です。
そして潮の流れが早いエリアも多いということから細糸タックルが定着しています。
ちなみに私は1.5号を使用しております。
冬場であればかなりの大型もかかることがあるため、2号を検討してもいいでしょう。
リーダーについては10号前後の太さで5〜6mほどあれば問題ありません。
ジグ
ジグの重量はおおよそ150g〜200gを用意すればいいでしょう。
上記にもありましたが、ベイトのパターンによってショート、セミロング、ロングのジグを選びましょう。
伊勢湾ジギングでポピュラーなカラーは赤金、緑金、ブルピンあたりがよく使われています。
別記事でおすすめジグを紹介していますので是非ご覧ください。
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まとめ
今回の記事は私のホームでもある伊勢湾ジギングについて解説しました。
おすすめのメタルジグは別記事にて紹介していますので是非ご覧ください。
是非とも皆さんに伊勢湾ジギングの楽しさを体感して頂けたらと思います。